ケイスケです。こんばんは。
奥さんは出産で里帰り中。東京でひとり自炊生活を送ってます。ぼっち飯寂しいです。
ぼっち飯もだんだんこじらせてくると、同じ空間に人がいるだけでええねん、誰かと一緒に食べたいんや…っていう思考のドツボにハマるものです。
一緒にどっか食べにいける友だちがいればいいんですが、30歳も超えてくると突然『飯いかね?』って誘っても来てくれるような暇人の友だちも減ってきます。
最近の僕は人誘うのもめんどくさくなってきて、「もう一人でいいや、そのかわり美味しいお店で食べたいもんがっつり食べたろ」っていう感情に達しました。
かつての井の頭五郎もそんな日々を経験したことでしょう。
そんなわけで、今回はなんのこたぁない、寂しいおっさんがひとりで飯食いに行くだけの話です。
ただ、今回行くのは『食べ放題』の店。ここにひとりで行きます。さすがにひとりで食べ放題は未体験ゾーン。
僕、食べ放題が好きなんですよね。〇〇放題って聞くとなんかグッときませんか。
言葉の響きはなんかバカっぽいですが、あれが食べたい!これが食べたい!そんなワガママ放題を叶えてくれるじゃないですか。
でも一人でビュッフェって結構敷居が高いっすよね。
調子に乗って取りすぎて、食べきれなかったらどうしよう?とか、
お金払ったぶん満足度あるんかいな?とか、
リア充カップルに「あいつボッチじゃね?」って指さされてプークスクスされるんじゃないか、とか…
まあいろんな不安があるのが普通の人なんじゃないかと思いますが、悟りを開いて久しい僕は、そんなこと考えるわけがありません。
というわけで、1人でしゃぶしゃぶの食べ放題いってきました。
なんか参考になると幸いです。
お店選び
温野菜のようなそこまで高いものでなくてもいいからと、コスパ重視で本日選んだのはこちらのお店、
三鷹駅北口徒歩1分、モンテローザ系列の『しゃぶ食べ』です。
ふだんから友だちと行ったり奥さんと行ったり、ちょくちょく使っているお店ですが、ひとりで来店は初。
このお店は他のしゃぶしゃぶ食べ放題に比べ、かなりリーズナブルです。
ディナー帯にも関わらず、コースは100分1690円から選べます。
毎度予約なしで行ってますが、満席で返されたことは一度もないし、待たされたこともない。
三鷹では穴場のスポットなんです。
満席に近い状態のお店でひとりしゃぶしゃぶさかなり浮きますが、この店は結構空いているので周囲の視線も気にならない。ひとりにはうってつけの店になってます。
2019年1月25日追記:しゃぶ葉が三鷹駅前にできたことによって、三鷹は波乱のしゃぶしゃぶ食べ放題激戦区になりました。
いざ入店
早速入店し、1人という事を伝えるとすぐに案内してくれました。
ひとり客はおそらく珍しくはないんでしょうか。手慣れた感じでした。

通されたのは3人がけの席。
席にはすでに鍋と電磁調理器がセッティングされてました。

しゃぶ食べで牛肉を食べるなら、最低でも1990円の『牛肉と三元豚の食べ放題コース』を頼む必要があります。
ひとり飯に余りお金をかけたくはなかったので、1690円の『三元豚の食べ放題コース』を選択しました。
この店、以前はすき焼きのだしが選べたんですが、最近突如メニューから消えたんですよね。
以前、近くに座ってた熟年夫婦の旦那さんが着席早々メニューを見て「すき焼きないの?ならもういいわ」とそそくさ帰っていくのを目撃したことがあります。
すき焼きだしをメニューから消したのにはなんか深い理由があったんでしょうけど、すき焼きだしだけは消さないで欲しかった。理由は簡単、しゃぶしゃぶとすき焼きは違う料理と認識できるから。
しゃぶしゃぶであっさり、すき焼きでがっつり、これを繰り返すのがいいんじゃないの。

今では温野菜でも定番になったすきしゃぶだし。かつてはなかったんですよ。吉祥寺、三鷹近辺でしゃぶしゃぶ食べ放題ですき焼きを食べられるのは『鍋ぞう』と『しゃぶ食べ』の2択でした。
三鷹には鍋ぞうがないので、すき焼きとしゃぶしゃぶを食べるならしゃぶ食べ一択だったんですよね。
しゃぶ食べはモンテローザグループにおいてしゃぶしゃぶ食べ放題のフラッグシップ。きっちりポイント抑えにきたなぁとか思ってたんですが、温野菜がすきしゃぶだしを始めるか始めないかってくらいの時期に、なぜかしゃぶ食べさんすき焼きだしの提供を辞めたんですよ。えっ、なんで??凡人の僕には意味わかんないほんとに。
すき焼きだしは古参の大手になかった強みであったはず、それを捨てるなんて愚策の極み。
モンテローザの商品担当の人がこの記事を読んですき焼きだしを復活させるまで、ブログを通じた僕の抗議活動は続くことでしょう。
しゃぶ食べの愚策の歴史について話が長くなりましたが、すき焼きだしがなくなった都合、スープは基本だしと旨辛だし(大辛に変更)をとしました。
試合開始

なんだろう。この絵面、1人でこれは贅沢極まりない。
ここにある全てが僕のものです。椅子を何脚使おうが、肉ばかりを食べようが、春雨を入れすぎてつゆを干からびさせようが全て僕次第です。
ここでふと気づいてしまったことがあります。ひとりの場合、この鍋そのものが取り皿と言えるのではないでしょうか。旨辛だしならタレいりませんから、鍋から直接食べても大丈夫。よしんば取り皿を使ったとしても、生煮えなら鍋に戻すというモラルハザードもひとりなら可能です。

ただ、ひとりは時間が経つのが遅いですね。だしがあったまるまでこんなに時間かかるんでしたっけ??
いつもなら、ピーチクパーチク喋っていれば、気がついた頃にはカラッカラに蒸発しているのがだしのセオリーですが、待てど暮らせど湧きません。
食べる前から早速ひとりしゃぶしゃぶの洗礼を受けていますが、とりあえず火力をマックスにあげます。

そして、湧くのが待ちきれないからフライング肉。じっくり茹でてレアの境界を探ります。
バラは多少火が通ってなくても大丈夫、きっと。

薬味大好きなので、九条ねぎともみじおろし、山わさびにポン酢の組み合わせです。個人的にはこれが最強。
山わさびってローストビーフについてくるくらいしか見る機会ないけど、もっとスタンダードになればいいのにね?って思います。
食べた感想としては1人でも充分美味しいです。
1人で鍋なんかしても美味しくないよね、なんて思ってましたけどひとりでも美味しいです。
大人の階段を一歩登ったということでしょうか。グルメブロガーとしても箔がつくというものです。
湧かない程度の程よい湯加減で茹でられた豚は、グツグツに茹で上がったお湯で茹でるより舌触りがよく甘いことがわかりました。冷しゃぶ作るときに試してみてほしい。
知らんがなって感じだと思いますが、僕は子供の頃からポン酢派です。ゴマだれももちろん好きなんですが、結局はポン酢派に寝返ります。

その後、急に体のことを気遣ってサラダを食べ始めてみたり、お腹に溜まるご飯は食べず、野菜とお肉を中心に食べて行きます。
ひとりで食べてわかったことは、鍋に入れたものを食べるのが追いつかないという事です。
例えばお肉。ひと皿分どばーって入れても人数いればすぐなくなるじゃないですか。
ひとりの場合、同じ感覚でやってしまうとオーバーペースになります。
また、食べるペースが遅くなると後になる肉ほど硬くなります。
さらに食べるのに必死になり、アク取りをする人が居ません。
大抵行くと一人はアク取り名人がいるものですが、本日は不在。
アクを取らないと必然的にお肉が不味くなります。そういう作業はいつも他人任せだったのがここに来てアダとなりました。
〜 40分後

苦しいです。
素人のパンチが一発ボディに入るだけでも上から下からなんか出そうです。
ちなみにここまでで食べたのは、
豚ロース:3皿
豚バラ:4皿
鶏:1皿
うどん:少し
春雨、野菜、ウインナー
サラダ
なるべく炭水化物は避けて肉と野菜を食べてます。
総合的にはそれほど食べてはいないと思うんですが、苦しい。
ひとりで食べると満腹中枢の上がりが早いんでしょうか。
とっとと食べてスイーツに進みたいところ。

あとあいつ(豚ロース)だ
、あいつさえいなければ。
とりあえずだしに突っ込んで、水で流し込みます。
アクの影響と食べすぎた影響で、肉を食べているのに消しゴム食べているような感覚に襲われます。

食後のご褒美アイスクリーム
。
このお店の好きなとこは、ソフトクリームマシンがあるところ。
お店の品揃えを見る限り、鍋ぞうの影響をかなり受けていると思われます。
トッピングはあまり選べませんが、ソフトクリームが無限に食べられるならそれでいいです。

今度はチョコサンデー風に。
食べ放題いくとアイスばっかり食べてます。えっ、まだ食べるの?と言われることもあり、ちっうるせーなって感じなのですが、今回はひとりなので遠慮いりません。
これは一人の醍醐味かもしれませんね、心ゆくまで楽しみます。

お会計は1826円。
まあひとりの食事としては割高ですけど、料金と食べる量は人数にかかわらず同じですからまあいいと思ってます。
滞在時間はだいたい1時間。
意外と持った印象ですが、お腹いっぱいになったら即帰りたくなるのは、ひとりが故でしょうか?
まとめ
ひとりでも充分にしゃぶしゃぶ食べ放題は楽しめることがわかりました。でもやっぱり鍋は誰かと食べたほうが美味しいです。
やはり、ひとりで食べ放題にいくとペースがわからなくなります。これはおそらく焼肉も同じ。
あれも食べたい、これも食べたい、猛烈にお腹が空いたってときはビュッフェやバイキングに出かけるのはおススメです。
ひとりでもそれなりに楽しめるので、勇気を出して行ってみてください。
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