アップルがSearch Adsのサービスを日本でも本格的に開始しました。
国内の広告代理店も、Search Adsを使った運用提案などのプロモーションが始まっていると思います。
Search Adsとは?
Search Adsは、簡単に言うとiOS用のアプリを宣伝するための広告サービスです。
iPhoneかiPadを使ってapp storeアプリを起動すると表示される広告になります。Androidは関係ありません。
仕組みとしては、Google Adwordsのリスティングやyahoo!JAPANのスポンサードサーチと同様に、ユーザーがapp storeキーワードによって、ユーザーにマッチした広告が表示される仕組みのようです。
Search Adsの効果
私が見た情報によると、app storeで検索してそのまま購入するユーザーは、なんと60パーセントにものぼるそうです。アップルの発表によるとSearch Adsの広告によるコンバージョン率は、平均50パーセントだとか。
目的のアプリが見つからずにapp storeを閉じてしまう40パーセントのユーザーに、Search Adsを使うことでリーチできる可能性があります。
たしかにアプリは今やたくさんあり過ぎて、どれがいいのかさっぱりわかりません。無料だったら一番目立つものをとりあえず入れてみようというユーザーは多いと思うので、なんとなくうなづける数値のような気がします。
Search Adsによる宣伝効果は、並み居る強豪アプリを押しのけて上位に食い込ませることができる可能性も秘めていると言えるでしょう。
僕が期待するSearch Adsの今後
スマートフォンアプリの広告という枠を超えた話になりますが、せっかくiOSというデバイスに起因するアドネットワークなのですから、デバイス内の利用状況や既にインストールされているアプリから広告表示の最適化(インタレストマッチ)が行われると、Appleというメーカーとしての意味が活きてくるのではないかなぁと思いました。
もしこれができるとしたら、アップルだけではないでしょうか。デバイス内は個人の趣味や嗜好、性癖の宝庫ですからね笑 そうとうな成果を上げられるんではないかと想像してしまいます。
たとえば、アップルのマップアプリを使ってルート検索した行き先に関する地域ターゲティングが出来たりね。
iPhoneの利用者が多い日本にとっては、未来における新しいマーケットになり得るのではないかと期待せざるを得ません。
いやぁ、アドテクって本当に面白いですね!